夢はもう見ないのかい?
そろそろヒラメが釣りたい。
ナブラ撃ちもしたい。
ブリトップ・・・
誘い出しでのヒラマサも魅かれる。
最も自由が利くのは夜勤の日の朝、、、日の出から出艇して満喫すると、夜勤前の昼寝が心地良く寝付ける。
夜勤の経験がある人には共感してもらえると思うのですが、夜勤に備えた昼寝・・・明るい時間帯に眠るのって意外に難しい。
前夜も夜勤してからの夜勤2日目なら、当然眠いわけで自然と寝付けるけど、前日が昼間の勤務だとなかなか、切り替えが難しい。
そこは自分に合うリズムを見つけることが大事かと思う。
昼寝が出来なくても大丈夫なように敢えて朝寝坊したり、頑張って朝まで深酒して朝方から夕方まで眠るようにしたり・・・僕の場合は早起きしてカヤック漕いで体を疲れさせて、昼くらいから夕方まで眠るのが合っている。
自分のリズムが見付けられないと、無理に寝付くためにアルコールに頼る人も多いようで、、、それで交替勤務者にはアル中が多いとも聞いたことがある。
そんなことを新入社員に毎年のように教えたりしながら、交替勤務を15年くらい続けて来た。
その約15年の間でも、今のような“早朝カヤック”のリズムが確立出来たのは、、、カヤックを手に入れてからも暫くは日の出から出艇する習慣は出来なかったから、2016,7年くらいから?
それ以前は、、、どうやって夜勤前の午前中を過ごしていたのか、今となっては思い出せない。
さて、今週も夜勤の日を待ちわびつつ天気予報を(非常に、、、変人の如く頻繁に)チェックし続けていたわけですが、天気予報(特に風予報)は本当に短いスパンでコロコロと変わるもので・・・
今回は出艇前日の朝の段階では、いわき市内どこも大差なく“そこそこの”風が吹く予報だったため『直前に最終判断するとして、可能なら“北の海岸”もしくは“南の国”から出艇したいけど、風予報次第ではより風を避けられそうな“南の海岸”にしよう。』と考えていました。
ところが、出艇前日の勤務中に(休憩中に)予報を確認すると、南の海岸方面が強風域に入る予報となっていたのです。
それで北の海岸から出艇するイメージでシミュレーションしながら帰り路を運転し、22時頃に帰宅してタックル&カヤックを車載・・・
その時点では北の海岸のつもり、、、もしくは南の国の可能性も、、、南の海岸はナシ、、、なイメージでした。
北の海岸(もしくは南の国)ならば、、、(ここはダービー戦略に関わるため詳細は伏せますが!)・・・タックルは普段から基本としているグリッサンドとフェザーライトに加えジギングロッド(ロングフォールジャークモデル)の3セットにしよう。
少々気になっているコチングは次回以降とするから、、、スピンテールのケースは持たずに行こう。
そんな感じで準備して、就寝したのでした。
★2022paddling-⑪★
☆7/4(月)
☆沿岸水温:19.3℃
※福島県HP小名浜の定地水温
☆EP.南の海岸
☆ウェアリング:ラッシュガード
☆釣り竿:
Glissando66(TULALA)
FeatherLight63(TULALA)
アラームで目覚めて、布団から起き上がろう、、、と気合入れた一瞬のうちに、時計は1時間ほど進んでいました。
神様はどうして、この世に“寝坊”などとのシステムを作ったのでしょうか。
更には予報を確認すると、前夜と変わっている。
これは南の海岸にすべき風予報だ、、、そうして日の出に急かされ準備して、南の海岸から出艇したのでした。
もちろんミルクティーを飲み干してから。
運転中に色々と考えて、ジギングロッドは車内に置いたまま。
グリッサンドとフェザーライトのみとしました。
沖に漕ぎ進みながら、プランを再確認します。
まずは先日ブリを釣った方角に(地形変化が乏しいのは知ってはいるけど水深を求めて)漕いで沖に出てから、徐々に地形変化に富んだ方向に移動しよう。
グリッサンドでは、雰囲気あれば誘い出し、、、サワラジャンプあればメタルマジックTGを使おう。
フェザーライトでは、撃投ジグレベルやMMジグⅡでのスローピッチや、サワラの雰囲気あればブレードショーテルも試したいし、青物がいるのか探るためには何故か時たま青物が異常に反応するスキッドジグを使う価値も、、、そして何も無さそうならメタラバも。
で、前回のリベンジと言うか、後半にはコチングを、、、て!コチング用スピンテールのケース(家に)忘れた!!
急な出艇地変更は、こうしたことが起こる。
仕方ない。
常に積んでいるメインケースにスピンガルフと飛び過ぎダニエルブレードが1つずつ入っているから、それらでコチングはどうにかしよう。
真東に漕ぎ進み。
水深15mくらいで水面モジりがあったり、トビウオが2匹連なって飛び出したり。
もしかして青物?サワラ?何かいる??
ドラドポッパーでの誘い出しとメタルマジックTG30gの高速巻きを試したけど、何も起こらない。
水深20mを超えて、ジギングをしてみる。
西南西くらいの方角に流される。
時たま東南東くらいの方角に漕ぐことで、ジグザグに徐々に南に進む。
ノーバイトのまま地形変化があるエリアに辿り着き、メタラバを試している時にカツン!と。
すぐ落とし直して巻き上げると食い込んだ!
これはムシガレイでした。
なんだかスポット的に複雑な地形変化が映るので、しつこく漕ぎ戻ることを繰り返していたら、2馬力?ゴムボートの方が近くに寄って来て挨拶しました。
この日はカヤック(足漕ぎかな?)も、もう一人浮いていました。
その後も続かず・・・このところ頼りにしている釣りナビ君を眺めながら、地形変化を撃ち続けます。
そしたら水深15mベースのところに突如19mのスリッドを見つけました。
このタイミングは風も潮も穏やかで、艇が流されるスピードはかなり遅かったのですが、それでも水深19mは一瞬で通り過ぎてしまうほど、、、本当に幅の狭いスリッドです。
何か根魚が潜んでいると考えてメタラバを、、、ジグはダイソージグ40g(プルピン:黄色マジックチューン)で、ラバーは珍しく波動ベイトではなくてヤマシタの大き目なタコベイトを、父から頂いたスカート付きフックにセットして、フックには極小のタコベイトを刺していた。
この極小タコベイトはタイラバ用フックをヤフオク?で買った際に出品者のメッセージ付きで同封されていたサービス品だった。
フックに何か付けることで、フックだけが優先的に吸い込まれるようにと。
そして・・・
水深19mのスリッドに、いつも通り底からリール10回転ほど巻き上げてからの再フォール・・・着底前にカン!・・・何者かに引っ手繰られた~!
ドラグの出方からして確実に青物!
咄嗟に指ドラグでラインの放出量を抑えて、、、でも水深15mベースの中での水深19mのスリッド・・・艇はスリッド真上から外れて流されて行く、、、単純に考えて4m分は巻き上げて、水深15mベースの外側に出さなきゃ根ズレする。
それは分かってはいたし、今までも極僅かな地形変化を考慮してファイトすることは身に付いていた。
でも、、、自責の念と共にボロボロのリーダーが帰って来た。
ドラグの出方からすればイナダではないだろう。
少なくともワラサ級か、先日のブリくらい?
もしくは魚探に何も映らないまま突如バイトしたから、単独で居着いていたヒラマサだろうか?
でも、獲れない相手ではなかった。
先日のブリのように地形変化が乏しいエリアでヒットさせていたら、問題なく獲れていたと思う。
根ズレさせてしまったことが失敗だった。
可能な限りドラグを締めて、根ズレしないギリギリまで無理をするしか、こうした浅い根回りで良型の青物をキャッチする方法は無いと思う。
それは知っていた。
知っていたし、過去に上手に対処出来たことも何度もあった。
でも、、、今回は余裕の無いファイトが極々久しぶりで、対処がダメだった。
なんだか悔しい。
せめて、、、根ズレを防ぐために一か八かドラグを締めた結果として引張強度が耐えられずのラインブレイクの方が納得できたかもしれない。
根ズレしたら確実にブレイクするわけだから。
それなら根ズレは絶対しないところまで強引に浮かせようとしなきゃ。
そのためのドラグテンションでラインが耐えられるかどうか、そこがリスクだけど、でもリスクを恐れてドラグ締める勇気を持てなきゃ、確実なブレイクに繋がる“根ズレ”しか待っていないわけで・・・
以前は根ズレでのブレイクの方が悔しくなかった。
根ズレしてない中でのブレイクはタックルのキャパとして負けたことになるけど、根ズレは仕方ないみたいに感じてた。
でも、どうも今は逆の感じ方になった。
いずれにしてもラインブレイクは魚の口にフックとラインを残してしまったことになる。
根掛かりロストもそうだけど、環境には悪影響だからロストは反省である。
そう言えば、2017年のダービー終盤の時期に、エントリー記録更新かと思われるヒラメを、同じように根ズレでのブレイクがあったのを思い出した。
あの日は風で艇が流れるのが速くて、海底でヒットして間もなく水深が22,23mから12,3mに浅くなったんだった。
EP.N沖の二子山のA山と呼んでいる方で、地形も流され方も把握していたのに。
ヒットさせたところで50cmソイですら獲れなそうなシチュエーションだったのに、そこにジグを落としてしまった時点で失敗だった。
ランディングまで想定して釣りをしないとダメなのに。
と、今回のラインブレイクは色々と感じるものがあった。
でも気を取り直して釣りを続けよう。
フォールで引っ手繰られたから、フォールで魅せれるタイプのジグにしてみよう。
撃投ジグレベル80g(前回か前々回の記事で60gと書いてしまったかもしれないけど、80gの間違いだった。)
そしてすぐさま何かがヒット!
これは大きくはない・・・
ベラ?
こちらの海域には少ないから釣り慣れてなくてわからない。
その後は続かず、、、このポイントに見切りを付けて、後半のコチングの時間を考えて徐々に出艇地方向に移動しながら。
前回メバルが釣れた穴をプロットしておいたので、メタラバ(オーシャンフラッシュTG40g&波動ベイト)を落としてみた。
そしたら今回も。
ただ、この穴では1匹しか釣れないことも、前回と同じだった。
いよいよコチングにしよう。
前回は水深5~10mでダメだったから、水深16m台から始めてみた。
スピンガルフ30gチャートバックパールと飛び過ぎダニエルブレード40gグリーンゴールドを交互に。
バイトが無ければ水深1m刻みくらいで岸方向に移動する。
そしたら水深14mくらいだったか、、、飛び過ぎダニエルブレードにバイトが!
マゴチなら浮いて来てからも元気に抵抗する気がするけど、この魚は浮いたら無抵抗になった。
マゴチじゃないのか?
サイズが物足りなかっただけで、待ち望んでいたマゴチだった~!
マゴチは群れている。
居場所さえ見つければこちらのもの・・・!
続けざまドラグを鳴らすファイトが!!
これは良型のマゴチじゃないか?!
浮いて来たシルエットがデカい!!
しかし色が違~う!
・・・サメでした。
ホシザメだったかな?
リリースしちゃったけど、後々ネットで調べたら美味しい種類だったようで、、、いつか食べてみよう。
その後は期待した連発とはならずに水深12,3mに。
ここで気付いたのは、、、ヒットした以外にもバイトを得られているのは全て飛び過ぎダニエルブレードだ。
確かホエールさんが『他のルアーで釣れない時に何故か釣れる。』みたいなことを言っていた気がする。
今日はマゴチも本調子じゃないのは確かだ。
だからこそ飛び過ぎダニエルブレードが効いているのか。
しかし40gの割には飛距離も着底感もスピンガルフ30gと差が無い・・・言うほど“飛び過ぎない”じゃないか、、、と残念がっていたら、、、これ頂き物で勝手に思い込んでいたのですが、再確認したらボディに“30g”と書かれていました!
30gにしては確かに飛ぶ!勘違いでガッカリして申し訳なかった。。。
そうして飛び過ぎダニエルブレードと心中することを決めた。
時間が気になっていたけど、最後に・・・
やった~!
例年のアベレージと比べても、それほど大きいわけでもないけど、釣味も食味も大好きなマゴチ、、、今年もマゴチの季節が来た。
ラインブレイクの悔しさと、マゴチの楽しさと、どちらの意味でも心が動かされた感じの日だった。
そんな心境で帰宅してYouTubeだったか何だったか、、、ふと耳に入って来た音楽に衝撃を受けた。
“Hump Back”の『拝啓、少年よ』て曲、、、このバンドが何者かも知らないまま、これまでも自然と耳にしていたと思うけども、今回は何か感じていた気持ちの関係でしょうか、歌い出しの歌詞に衝撃を受けたのです。
『夢はもう見ないのかい?』
早くも老け込む同級生とかも増えてくる年代だけど、、、この趣味のお陰で今でもドキドキワクワク出来てはいる。
だけど、それでも2017年頃の、、、年間100漕ぎした頃の自分と比べたら、どうだろうか?
家族の分の食材が釣れればいいや、、、くらいじゃなくて、もっと貪欲に勝負に出なきゃ!
みたいな気持ちにさせられました。
だから形振り構わずと言うか、マゴチだけどダービーエントリーさせて頂きました(笑)
これは宣戦布告です。
ダービーも取りたいしデカい青物も釣りたい。
マゴチも、1匹でも多く釣りたい。
・・・この夏は熱いです!
★ルアー★
★獲物1匹ゴミ1個運動★
花火のゴミを、花火用のゴミ袋に丁寧に入れてはあったけど、それを放置して帰っちゃダメでしょうが。
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