2022年04月21日
根を撃つ

55さんで購入したステッカー
復興は進んでいるでしょうか・・・
こちらのケースは、、、ここ2,3年でしょうか?
KFの際に必ず積むようにしているルアーケースです。
以前は、ナブラ撃ち用と称して用意している(11,12cmくらいまでのミノーが10本くらい入る)リバーシブルのケースだけは、必ず積むようにしていました。
バーチカルな釣りを予定していようが、コチングやワームのプランだろうが、いつ何時ナブラに遭遇するかわからないから、これだけは必ず。
収納されているルアーの内容は
・オーバーゼアーシリーズ(ダイワ)・・・スキッピング&ドリフトフォールも含め3タイプを。ナブラに接近できず飛距離が欲しい時に
・サスケ剛力&裂空(アイマ)・・・ナブラに接近出来ているなら、まずはミノーが
・ダイビングジョー(アイマ)&シュガーディープ(バスデイ)&DDパニッシュ(スミス)・・・トローリング用
その他にトップウォーターで釣りたい時には、ソルティガドラドシリーズ(ダイワ)14cmクラスが3個だけ入るケースを。
それらに加えて、その日のプランから選んだケースを持ち込む。
・スピンガルフ(アイマ)&JJシャクラ(アトール)のケース・・・コチング用
・バサロ(マグバイト)&タイラバ&テンヤのケース・・・釣況&ベイトの予想等から必要と思われる時には
・ジグのケース・・・ジグの品ぞろえが変化するにつれて、ケースのサイズや詰め込み方も変わりながら。
・サビキ&泳がせ仕掛けのケース・・・ジグサビキとライトヒラメ仕掛けを。
徐々に形は変えながらだけど、概ねそんな感じで数年はKFを続けて来た。
一時は100~150gのジグを多用していたから、その頃は大きなジグケースを持ったり、使いそうな数個だけケースから選抜して収納ポッド(レイルブレイザ)に放り込んで出艇したりしていた。
そうしているうちに・・・様々な理由から、写真のケースを用意する必要性に辿り着いた。
その様々な理由とは・・・出艇頻度が減るにつれて、久々の出艇ならば直近の釣況が把握できずに偏ったルアー選択が出来ないから、お気に入りの代表的な少数を持ち込むパターンが増えたり、ルアーに限らず必ず持ち込むべき小物を、ずばり必ず持ち込むケースにまとめたかったり、何系とかジャンルに縛られず思い付きでラインナップを頻繁に入れ替えるケースが欲しいと感じたりとか・・・
その結果この“必ず”ケースの中身は

・ランダムトゥイッチャー(アイマ)・・・ホームKFでの外海では出番は少ないけど、KFでミノーと言えば、、、これは携帯しておきたい。
・リップインベイト(メガバス)・・・KF初GETは、カラーは違うけどこのルアーでした。今でも11cmクラスで食わない青物&シーバスとかに対して、切り札になることも。
・ランダム80(アイマ)・・・リップインベイトと似た使い方になりますが、困ったときの1匹を釣れて来てくれることが。
・ジャックドー(プエブロ)・・・出番は少ないのですが、東京湾奥遠征を覚えた頃に知ったルアーだから、持っているだけで、その頃の気持ちが甦る。
・ライキリ70ブレード(アイマ)・・・新調したばかりで、早く試したいから。
・GEN(FMB)・・・プレゼント頂いたのと、、、普段バイブレーションを使わないから、常に1つだけ持っておくことで幅が1つ増えることになる!
・メタルマジックTG(アクアウェーブ)・・・サワラのために。それとシラスパターンにも。
・スピンガルフ(アイマ)・・・前述した通りスピンテール用ケースはあるけど、この1つだけは、コチングプランじゃない日にも必ず持っておくのが、自分らしさではないかと。
・飛び過ぎダニエルブレード(ジャクソン)・・・こちらもプレゼント頂いたから、、、早く試したい&釣りたい!他の手持ちルアーと被らない系統だから、1つ持っておくことで幅が広がると思う。
・・・これらがプラグ系、、、更に!このケースはリバーシブル!

・20gのジグ・・・プレゼント頂いたもの。シラスパターンとかに使えそう!
・アネロン・・・これ1つでいいから入れておくことは重要かと!この“必ず”ケースに入れておけば忘れることもない。
・オーシャンフラッシュTG25g(クレイジーオーシャン)・・・朝マズメに群れているアジを釣る時とか、咄嗟に小さなジグが必要な時に。
・イカつ~る(カツイチ)・・・過去に船で1度だけ、TGベイトでイカを釣った経験から、、、突然イカの群れに遭遇したら、ジグのテールフックを交換するだけでイカ釣りが可能に!
・スナップ,スイベル,スプリットリング・・・このケースに少量だけ入れておくと、海上で便利!
・オーシャンフラッシュTG60gブレードチューン(クレイジーオーシャン)・・・TGベイトで反応無ければブレードを巻く!
・スキッドジグ(アブガルシア)・・・このジグにだけ好反応なパターンが確かにある・・・!
・TGベイト(ダイワ)・・・とりあえず!どんな時にも忘れちゃいけない!
・ウォブリン(スミス)・・・このジグは、落としてもシャクっても巻いても、、、素晴らしい性能!
そして真ん中に空室がある。
このケースはピッタリ満杯にするつもりはない。
その時々で、新たに気になったルアーを入れたりとか、仕切り板も自由に動かして、入れ替えも激しく・・・
そんな、ある意味テキトーだけど、ある意味かなり重要なケース、、、これを何となく整理してみたので、紹介してみました。
続きまして・・・タイトルに関係するのは、ここからの話題になります!
とある知人から魚探について相談を受けまして、、、伝えたいことを頭の中で整理していたら、LINEで返信するには長文過ぎる内容が浮かんだので、ブログのネタに使うことにしました(笑)
魚探、、、なぜ必要か?
どれくらいのグレードを選ぶべき?
役に立つ機能は・・・?
自分は初めて購入した魚探そのままにホンデックスを使用し続けています。
元々カヤックデビュー当初はナブラ撃ちが目的だったのと、実際に高確率でナブラを目視出来ていたから、魚探は必要ないスタイルだった。
大海原を眺めれば、鳥の群れがポイントを教えてくれたし、ナブラの形から使うルアーやレンジは選択できたから、水深を知る必要性も低い。
初期にホームとしていた出艇地は砂底だったから、ファイト中の根ズレを想定して海底の地形を把握する必要性も低い。
それが、ホーム出艇地を変更して磯場での釣りが増えたり、ナブラが見つからずバーチカルな釣りを覚えたり・・・そうすると海の中の状況が知りたくなる。
海面にナブラがないと、海の中を想像してポイントを決定する必要が出て来る。
それで魚探の有難味を知ることとなった。
魚探を使い始めた当初は、地形把握よりもベイトの反応を気にしていた。
だけど、ベイト反応で真っ赤になることは、そうそうあることではなかった。
動力船で広範囲を探れば、濃い反応のエリアを見つけ出せる確率もカヤックに比べたら高くなるのかもしれないけど、これをカヤックでやろうとすると、、、反応を探して漕ぎまわってる間に、有望な地形変化に試しにジグを落としてみた方が、釣果には近道なのでは?と考えるようになった。
だから今では、漕ぎながら魚探を見つめる目的は、完全に地形を見極めるためになっている。
急に深くなったり、フラットなエリアにポツンと盛り上がる根があったり・・・そんな、1匹でもいいから魚が着いていそうなポイントを探すことや、過去にメーターヒラマサを釣った時のように、事前にファイトを少しでも有利にする算段をするために地形を把握するために、魚探は使っている。
その過程で突発的に真っ赤なベイト反応を運良く見つけられることは当然あるし、そしたらもちろんジグを落としたりはするけど。
それと、GPS機能も忘れちゃいけない。
群れよりも地形を重視するわけだけど、当然ながら群れは動いても、地形は(地殻変動は別だが)動かない。
だから、お気に入りのポイントはプロットするようにしている。
更には自分が漕いだ航跡が一定量は保存されるから、残っている限りの、漕いだコースは辿ることが出来る。
短期的には、例えば地形なりベイト反応なり有望なポイントで、期待通りヒットしたとして、ランディングして再キャストする際に、気付けば艇は流されているのが常であり、、、そうしたら魚探の航跡を辿って、漕ぎ戻ったり艇の位置を微調整すれば、全く同じ地点に再度ジグを投下出来たりもする。
これは、どむオ氏と並んでメバル爆した、通称メバルポイントのようにヒットエリアが局所的なポイントでは、とても有効な使い方だと思う。
それからそれから、、、助かったと感じたことがあるのは、沖で濃霧に遭った時・・・
理想を言えば視界が確保できているうちに撤退を判断しなきゃいけないのだけど、そうは言っても自然相手だから、どうしても想定外は起こる。
気付いたら沖でホワイトアウト・・・どちらが岸なのか判断がつかない。
そんな時に冷静に魚探でGPSマップを見れば、自分の現在地と出艇地の方向が把握できる。
こうして魚探に助けられたこともありました。
繰り返すけど霧が濃くなる前に撤退を判断することが当たり前だ。
でも、判断が遅れた時のためにも、魚探にGPS機能が(付いていないモデルもあるが)付いていることを、いざという時には冷静に思い出せるようにしたい。
話は戻りますが、魚探で地形変化を見つけて、その地点を攻め撃つこと・・・
これについてこのところ、乗合船釣行の時に気付かされたことがありました。
乗合船では、自分は常にではないにしても、スマホで“探見丸”や“釣りナビくん”を見ることがあります。
船長の判断で移動している途中・・・自分のカヤックでの経験からすると『この地形は撃つべきでは?!』とか『ベイト反応映ってる!』とか・・・更には目視でも『鳥が海面にダイブした!そして水飛沫!ヒラマサのボイルかな?!』といった場合でも、、、船は停まる気配はなくポイント探しを続けることが多いのです。
有望ポイントを目指して大きく移動しているなら別ですが、腰を据える地点を選ぶために微速前進している時には、船長だって魚探を見ていないわけがない。
つまり船長としては『この地形変化は腰を据えるに値しない。』とか『この反応では釣れない。』とか『あのボイルは無視しよう。』とか、考えていると言うこと??
この疑問は、カヤックでの釣りとどこが違うのかとか、よくよく考えてみて、答えが見つかりました。
“自分なりの解釈”ではありますが、とりあえず納得する理屈に辿り着きました。
それは、釣り人の人数ではないでしょうか。
カヤックであれば、多くの場合はソロ艇であれば自分1人です。
僅かな地形変化を見つけたとして『この斜面に何かしら根魚が居着いているだろう。』と思えたら、そしてその通り1匹の魚を釣ることが出来たら、それで正解なのだと思います。
そのような『狙い撃ち』を5回出来たら5匹の釣果で、10回出来たら10匹で・・・かなり満足だと思います。
これを乗合船の船長の立場に置き換えてみたら、、、
『地形変化はあるけど、小規模だから根魚が2,3匹いればいいかな?』
程度のポイントでは、船を停めて『はいどうぞ!』とアナウンスしたところで、10人以上いる乗客のうち2,3人しか釣果を得られないわけです。
だから、単独のカヤックと違って魚のストックの規模が大きく期待できる地点でないと、腰を据えることを出来ないのでは?と思うようになりました。
理想は『はいどうぞ!』のアナウンスとともにジグをフォールした十数人・・・うち3人は落ちパク→次2人がシャクっている途中でヒット→落ちパクの3人がランディングしているのを横目に、再フォールした2人がヒット!・・・これでも7人?14人乗っていたとしたら半数です。
同じ地点に7匹も居着いていたとして、ここにカヤックで流れ着いたとして、連発、、、更にGPSプロットを頼りに漕ぎ戻ったり、ジグをローテーションして追加したり、、、3匹だっていい。5匹とか釣ったら、、、それが1つの地点で短時間での出来事だったら、、、もうかなり満足です。
『時合だ!』とはしゃいでいることでしょう。
でも、遊漁船に戻して考えたら、、、半数の乗客が1匹ずつ釣ったに過ぎない。
やっぱり、、、遊漁船の船長は、かなりの大群をストックしているポイントを見つけることが、求められるのかもしれない。
魚群の反応にしてもそうだ。
真っ赤に映ったとして、カヤックで単独ならば、1投下目でバイトを得られなくとも、ジグを交換したりアクションを変えたり、数分のうちにヒットに持ち込めたら十分だ。
でも遊漁船だと、真っ赤な反応に十数人が一斉にジグを落としたのだから、誰かしら落ちパクが無いとおかしい。
それは『この群れは口を使わなさそうだ。』と一瞬で見切りを付けて『はい上げて~!』とアナウンスする。
そうすると自分は『いま入れたばっかじゃん!せっかく魚探に反応出てるんだから、こっちのジグも試させてよ!』と思ってしまうけど、、、簡単に釣れるような魚群であれば、やっぱり誰かしら落ちパクに恵まれたりすると思うのだ。
見切りを付けて、次のポイントに行けば、入れ食いかもしれない、、、そっちの可能性に賭けて移動し直す方が、率が良いのかもしれない。
ついでに言えばボイルもそう。
カヤックで、ヒラマサのボイルを見つけたら、例え1匹だろうがヒットに持ち込める可能性はあるし、ある程度は追いかける。
でも、十数人の乗合船で、僅か2,3匹のボイルに着けたところで、、、結果を得られるのは1,2人だろう。
大規模なナブラでない限り、足を止めるわけにはいかないのだろう。
こうしたことに気付いて、、、逆に言えばカヤックでは、何と面白い攻め方が出来ていることになるのか。
僅か1匹でもいい、、、そんな地形変化を見つけて、たった1匹を釣る。
カヤックならそれでいい。
だからこそ、カヤックでの魚探の、地形変化を把握する重要性は大きいのだろう。
そして、カヤック(その他ゴムボート等も含めた、単独もしくは少人数の艇)での釣り、、、とても贅沢な遊びなのだと改めて魅力を感じる。
それは自分が船長だから。
ポイントを、自分の理屈の中で選べるから。
その、、、ポイント選択の時点で既に醍醐味があるからこそ、自分は徐々に、カヤックに積むジグの数が絞られて来たのかもしれない。
乗合船だと、船長の『はいどうぞ!』のアナウンスまでは、自分には自由がない。
だからこそ、自分に与えられた唯一の自由である『ジグの交換』に、醍醐味を見出そうと必死になり、かなりの種類のジグを持ち込んでしまうのかもしれない。
でもそれはそれで、船の醍醐味でもあるとは思うけど。
カヤックと違って天候急変・撤退タイミング等に神経を摺り減らさなくていいから、ジグの選択だけに集中できて、色々な引き出しの中から答えを探すのも楽しい。
最後に、、、乗合船でも探見丸を見るようになった理由と言うか、カヤックで度々経験して味を占めた魚探の使い方として、、、足の速いベイトボールが繰り返し通り過ぎる状況で、それを青物が追いかけていると思われる状況、かつ通る度にレンジも変わっていたりする場合に・・・ベイトボールが映らない間は、根魚をイメージしてボトムでジグをアクションさせてみる。
そのうちベイトボールが映った刹那、、、魚探に映ったレンジまで急いでジグを巻き上げて、フワッフワッドン!!みたいな・・・
『魚探に何か映ってたけど、本当に映った通りのレンジに魚いたんだ~!』て、、、現代の精密機器の性能からすれば極々当たり前なことなのですが、こうして魚探に映った反応を狙い撃ちして青物が釣れたことが、何度かあるのです。
これが出来るのもカヤックならではなのかも・・・
でも、同じように釣ってみたいと思って、乗合船でも魚探画面が欲しくなってしまうのです。
そこまで上手くいかなくとも、船長の指示のみに頼るよりは、自分の判断も加えることが出来て有効だと思うから。
これで魚探を選ぶ参考になるのだろうか・・・(汗)
・・・おしまい!
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