2023年06月18日
突然の爆○
どむオ君と、ともに連浮となった。
前日に日の出からの出艇を約束して解散した。
起きたら激しい雨音がする。
横になったまま10分置きに予報を確認すると、雨が止む時刻が急速に早まっている。
どむオ君と連絡取って、雨が弱まるまで車内待機することとして、まずは現場に向かうこととした。
★2023paddling-⑰★
☆6/16(金)
☆沿岸水温:20.2℃
※福島県HP小名浜の定地水温
☆EP.南の海岸
☆ウェアリング:ラッシュガード&ドライパーカー&ネックウォーマー
☆釣り竿:
Glissando66(TULALA)
FeatherLight63(TULALA)
Slow Dancer Ⅱ SLC-60L-Ⅱ(Golden Mean)
前日は波っ気あるのにシーバスが釣れなかった。
海が荒れ過ぎるとシーバスは川に密集するようなイメージを持っているけど、カヤックが出せる程度の荒れ具合ならシーバスだって海に居られる。
むしろ凪よりもシーバスの活性は上がる。
それよりも、雨量が多過ぎて川は増水しているのでは?
増水や濁りも“適度”なら魚の活性は上がるのだろうけど、今回の雨量は度が過ぎている気がする。
そう思っていたのだけど、事実として海でシーバスは釣れなかった。
それに反して、地元の代表的な河川『鮫川』ではシーバスやマゴチが釣れていたようだ。
思っていたほど増水してなかったのか?
父に話したら『シーバスも川に集まったんじゃないか?たまには(増水して流されて来る)鮎を食べたくて、他の魚も河口に集まったか?』と・・・軽い感じで冗談半分で言っていたけど、僕としては目から鱗だった。
と言うのも、これまで大雨が降って河川からの濁りが海に流れ出すと(シーバス等の淡水にも対応する魚種は別として)海の魚は嫌がると思ってた。
それで、淡水の影響を受けないよう出来るだけ河口から遠い出艇地を選んだり、同じ出艇地でも河口から逆方向に漕ぎ進んで釣りをするようにしてた。
だけど、もし仮にも・・・河川の増水によって海まで流し出されてしまうベイト(鮎とか)がいたとして、それを目当てに海水魚が河口付近に集まるような現象があるのだとしたら、これまで自分が思い込んでいた『大雨後は河口から遠いポイントに・・・』との考えは、固執し過ぎない方が良かったりするかもしれない。
新しい引き出しとして、覚えておく価値はありそうな考え方だと気付かされました。
そのようなことを考えながら、どむオ君に遅れて現着したのは4時頃だったでしょうか?
その時点ではまだ雨は本降りだったから、車内で予報を確認しつつ雨が弱まるのを待つこととした。
5時頃に雨が弱まって、準備開始とした。
(準備中に隣に駐車したサーファーの方・・・ウェットスーツに着替えたのに帰っちゃったのは何だったのだろう。まさかサーフボード忘れた?)
そして出艇は5時半過ぎくらい。
どむオ君は15分か20分くらい先に出艇済み。
漕ぎ出してから電話すると、右側の地形変化ポイントに向かったとのこと。
自分は正面に舞う鳥4,5羽の動向が気になるため、そちらをチェックしてから合流する旨を伝えた。
水深15~20mをチェックしたけど、ここ数回と同じく魚探反応は賑やかなのに何も釣れない。
潔く地形変化方面に向かった。
どむオ君まで声が届くか届かないかくらいの距離まで追い付いたところで、ナブラが。
キャストしたけど素通りされた。
どむオ君の元へ合流したタイミングで、どむオ君もナブラを見付けてた。
しかし素通り・・・やはりシラスパターンは継続中なのだろうか。
しばし、どむオ君に付かず離れずのエリアで釣りをする。
そして、突如広範囲なナブラを見付けて、急行する。
どむオ君まで声は届くか?
『ナブラ!!』と叫んだタイミングで漕ぎ出した姿が見えたから、声が聞こえたのだろう。
僕の方が先にナブラに追い付いて、結んであったリップインベイトをキャストする。
シラスパターンかどうかは別として、僕的ナブラ撃ちの基本はナブラに追い付けてキャストが届く限りはミノーが最優先・・・足が速くて追い付くのが難しい場合はキャスタビリティを優先してオーバーゼアとしている。
それで口火を切って、魚の反応次第で他のルアーにローテする。
ナブラの進行方向を読みつつキャストするけど、的が外れてしまったためキャストし直そうと考えて回収する。
その回収のための高速巻きのせいでリップインベイトの泳ぎが破綻して水面を飛び出した。
その、水面を飛び出して滑走するリップインベイトに・・・バコっ!! 出た!!
これが・・・40cm有る無しのイナダ(ワカシかも?!)

リリース!
しかし、このバイトの出方がヒントとなった!
シラスパターンに時として効果抜群なスキッピング・・・何故か前回まではスキッピングも素通りされてた。
しかし今日は、シラスパターンが継続してるか否かは別として、スキッピングが効くパターンだ!!
それでルアーをオーバーゼアスキッピングにチェンジして、再びナブラを追う!!
だけど沈んでしまって、どむオ君の元に漕ぎ寄った。
そしたら・・・ナブラが立ったことにすら気付いてなかった!!
あのタイミングで漕ぎ出したのは、たまたまだった。
1匹釣ったことと、状況を説明してるうちに魚探には魅力的な反応が映る。
再びのナブラを待ちつつジギングタイムとする。
どむオ君は60gくらいのジグを緩くアクションしてるのかな?
僕の方はSグライド150gを若干速めの1ピッチで・・・ドン!!
来た~!!Sグライド様様~!!
しかも50cmはある?イナワラサイズ?
先ほどのイナダ(もしくはワカシ)に比べたら大きい!
が、これが・・・ランディング直前でフックオフ!!
悔しがっていると、再びのナブラ!!
今度こそ2人で追う!!
どむオ君はサスケ
僕はオーバーゼアスキッピングをキャスト~!!
そして水面をスキッピング!!
水面を滑走するオーバーゼアの後ろに飛び出す背中!!
そのまま巻き続けて・・・バコっ!!
ヒット~!!
1匹目と同サイズのイナダでした!!
ここから散発的に小規模なナブラが立っては、キャストする間もなく沈む繰り返しの時間帯に。
お互いに
ど『あ!Uさんの後ろ!』
U『どむオ君の左!』
と教え合いながら、ナブラを追い続ける。
だけど捕まえ切れないまま、ナブラ待ちのジギングの方で結果が出る。
ドン!
ドン!
ドン!
ワカシ~イナダの同サイズだけど、Sグライドに3連発くらい。
どむオ君には不思議とノーバイト・・・
ジグのチョイスかアクションか、とにかくヒットパターンはセレクティブだ。
そうこうしているうちに、連発の中で行動が雑になって来た僕がミスを犯す。
フックがネットに絡まると手返しが悪くなるから、横着してリーダーを掴んだ。
そしてフックリリーサーを使って、艇に揚げずにリリースを試みる。
そしたら・・・ブチン!!
何と、手に巻いたリーダーが切れてSグライド諸共イナダが海中に消えた・・・
ジグが口にぶら下がったままにしてしまった魚にも申し訳ないし、ヒットジグをロストしたことも痛恨だ。
同じSグライドの210gアカキンにチェンジしたけど、パタッと釣れなくなった。
しばし沈黙を挟んで・・・突如どむオ君が賑やかになる!!
ここまで何も釣れず意気消沈してたのに、急に連発劇の主役が逆転した!!
隣で僕が落とすSグライド210gには無反応・・・
明らかにジグに対してセレクティブだ!!
どむオ君に聞くと120gのロングジグだそうだ。
横に滑走するタイプだとのことで、自分の手持ちの中ではスライドアクターだ!!
そう思ってチェンジしたら、すぐに・・・ジャーク後に糸ふけが!!
フッキングしたらヒット~!!
そうしてロングジグタイムが幕を開けた。
ジャークにより横に滑走する間を作るために、テンポを落とした1ピッチで、釣れども釣れども40cmくらい・・・
が、どむオ君が親玉を掛ける!!
これがワラサ68cm!!
その後も連発劇は続き・・・僕は目標としていた合計10匹をクリアして、お互い別な魚種欲しさにTGベイトを巻き始めたけど、それにもイナダが釣れてしまう。
僕は結局12匹だった。
そして、急に・・・オフショア方向の強風が!!
迷わず撤退を決めて漕ぎ出した。
たまたま直前にコチングが頭をよぎって、どむオ君より先に岸寄りに移動しようと考えて漕ぐ準備をしていた。
どむオ君に頂いたワラサはストリンガーからソフトクーラーに移して、その他にも漕ぎやすいよう支度した。
たまたまだけど、これだけでも強風撤退の余裕ない状況では有難いアドバンテージとなった。
更に、帽子が飛ばされるのを気にするだけでもストレスになると思い、咄嗟に帽子を仕舞った。
ここから全力パドリング・・・
魚探をマップ画面に切り替える。
普段は平均6km/hほどのスピードが、4km/hを示してる。
向かい風が妨げになってはいるけど、それでも十分にスピードは出ている。
風が無ければ20分くらいで帰れる距離だろうから、この風なら30分くらいだろうか。
落ち着いて対処していたけど、徐々に速度が遅くなる。
3,2,1km/h・・・そして一瞬だけど0を示した。
この瞬間は正直に焦った。
いくら遅くとも、0よりも数字が出てさえいれば、時間がいくら掛かろうが着岸することは出来る。
だけど0だと・・・全く進まないわけだし、そこから悪化したら漕ぎ続けても沖に流されてしまう。
だけど結局は平均2~4km/hくらいでは進めて、撤退判断から50分後の12時頃に着岸した。
どむオ君も『過去一のヤバさだった。』と。
僕も、そんな気がした。
これだから、いわきの海は侮れない。
こうした強風撤退の際には艇の長さもモノを言う。
短い艇だったら艇首が振られてしまう。
足漕ぎカヤックは短い艇が多いけど、無風時には手漕ぎカヤックより速くとも、強風時にはその短さ故に艇首を振られて、それこそプロフィッシュには敵わないのでは?
やはり、いわきの海にはプロフィッシュが抜群の相性を誇る。
釣りの方は、これまで魚探反応だけは素晴らしい中で、何故か釣れなかったけど、急に釣れてくれた。
シラスパターンが変わったのかとか、本当のところはわからないけども、それでも状況が好転したことは間違い無い。
次回・・・魚種も豊富に大爆発したいものだ。
★ルアー★

★獲物1匹ゴミ1個運動★

2023総数:獲物52匹ゴミ44個
次回もっと拾わなくては・・・!
★肴★

これに・・・薬味(ニンニク,ショウガ,玉ねぎの微塵切り&大根卸し)を加えたポン酢だれをかけたら・・・とても美味しかった!!
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