2023年07月06日
久々の座布団
夜勤だから昼寝前の朝活出艇!
でも2日間の昼の勤務が休憩もままならないくらいのキツさで・・・ダブルヘッダーKFを涼しい顔でこなせた自分の体力でも、流石に疲れが溜まってしまった。
いくらか躊躇もしたけど、そう言えば獲物のリクエストが溜まっていた。
職場の後輩が、お母様が料理人だから魚を捌けるとのことで前々から魚が欲しいと言われていて、奥様はヒラメのエンガワが大好物だそうだから、ヒラメが釣れ続いている今が良い機会だろう。
それと父が
『次の休みはいつだ?(金曜が夜勤明け)土曜に呑みに行くから、それなら金曜の夜勤明けに魚を釣って店に届けておけや。』
どうやら昔の職場の同僚さん達と15年振り?くらいで酒を吞む約束をしたようなのですが、お店が父の釣り友達が営む店なのです。
僕にとっては、父の友人の中で唯一僕を下の名前で呼んでくれるくらい親しい方で、僕もコロナ禍前は頻繁に通っていたお店でもあります。
過去にはスズキとか差し入れして店で使って頂いたことがあります。
で、父には夜勤明け、つまり呑みに行く前日を指定はされましたが、どうやら予報が悪い。
土曜・・・当日の早朝なら出艇できるかもしれないけど、なにやら更に前の水曜も予報は良さげ。
そして、結局のところ重い腰を上げる時の決め手となる考え方・・・漕がなきゃドラマは生まれない!
前夜22時半くらいに帰宅してから車載して、就寝は日付変わって1時くらいでした。
仮眠としか言えないくらい短時間の睡眠・・・2:30に起床しました。
コンビニに寄って自分の体調と相談して商品を選びます。
以前なら、出艇前にはパドリングのスタミナを考えて早朝(むしろ、まだ夜中?)には似つかわしくないくらい重い食事でカロリー摂取していたのですが、カヤッカー歴も10年を迎えパドリングにも余裕が生まれて来て、無理にカロリー摂取しなくとも気持ちにゆとりを持てるようになりました。
それで早朝のみ短時間の出艇だったら、むしろ食事せず水分だけで出艇して、帰り道のラーメンを楽しみにするパターンも増えて来ました。
それでも、今回は仕事で疲労が蓄積してる自覚から、体を奮い立たせるために大盛りのペペロンチーノを選びました。
(これが良くなかったのか・・・)
なかなかニンニクが効いていて、油分が多くて胃に不快感を覚えつつも現着したのは3:23・・・
★2023paddling-②③★
☆7/5(水)
☆沿岸水温:22.9℃
※福島県HP小名浜の定地水温
☆EP.南の国
☆ウェアリング:ラッシュガード
☆釣り竿:
FeatherLight63(TULALA)
WONDER SHOT10-180(PRO MARINE)
Neoversal1002MLFS(Daiwa)
いつも通り平日出艇だと単独か・・・と寂しげに思っていたけど、現着したら1台の車が。
地元のKFアングラーとしては覚えが無い車種だ。
そしてプロフィッシュを降ろして、せっせと準備している。
誰だろうとは思いつつも自分も準備開始した。
そしたら嬉しいことに相手方から挨拶して下さって、なんと・・・初めましてのハルチューブさんでした!
ハルチューブさんが、わざわざ数歩こちらへ歩み寄ってまで挨拶してくれて・・・本当なら後から到着した自分が挨拶すべきでした。
そうして僅かに自分の方が先に出艇・・・
出艇して間もなく水深10mくらいで、いつものルーチンと化している状況把握のための“パイロット”TGベイト
サーチ内容その①:艇の流され方・・・南東に向いている!風は真東の微風だから、上潮が南向きなのだろうか。
サーチ内容その②:ジグの底取り具合・・・60gのTGベイトで、フロロ5号のラインがこの角度だと、PE1号タックルでのメタラバなら40gか、もしくは30gでも良いかもしれない。
さて艇は斜め沖に向かって流されるから無理に沖に漕ぐ必要も無いのと、シャローにマダイが密集してる妄想が働いていた。
前回は水深10mくらいでマダイが5匹も釣れたし、前々回だか釣ったマダイは白子が漏れ出していた。
つまり乗っ込み最盛期かもしれない。
更には今日は、朝マズメと満潮が重なっている。
乗っ込みのためにシャローに集まっている個体に加えて、捕食のための回遊としてシャローに入って来てる個体もいるかもしれない。
マダイの習性は知識が乏しいのですが・・・
ヒラメ釣りの経験から判断しました。
カヤック始める前は、堤防でサビキ&泳がせ釣りをすることも多かったのですが、釣ったアジ・サバを泳がせて座布団ヒラメが釣れるのは、特に浅い港であれば朝マズメに満潮が重なる時でした。
これは、浅い港には常に大型のヒラメが居座ってるわけではなくて、朝マズメと満潮が重なった条件の時に限定して港内に差して来るのではないかと解釈していました。
と、言うわけで沖には漕がずに、この地点から本腰入れてメタラバとしよう。
そう考えて巻き巻きしていると、どこからともなく魚が水面を割る音が聞こえてくる。
耳を澄ませて、顔も上げる。
サッカー用語で『ルックアップ』って言うじゃないですか。
ドリブルしてる自分の足元を見るのではなくて、顔を上げて視線は周りに向ける。
相手ディフェンダーの寄せ方とか、自分のドリブルコース,パスコースを見れなきゃいけない。
足元は見なくともドリブルは出来るようじゃなきゃ。
それと同じで、釣りをしながら状況変化を察知するためにも、艇上でのルックアップも大事だと思う。
意外と身近で、水飛沫は上がっているもの。
そうしてメタラバ巻きながら、まずは右斜め前方の海面よりトビウオ3,4匹が同時に飛び出すのを目撃!
更に首をキョロキョロ回してると、右斜め後ろで水柱!!
海面のチェイス!!
メタラバを巻いていたワンダーショットを左のロッドホルダーに挿して、パドルに持ち変えて艇を右に向け、右のロッドホルダーからネオバーサルを抜いて、ドラドポッパーをキャスト~!!
しかし出ない。
そうしていると右後方よりハルチューブさんが漕ぎ寄って来ていた。
真っ直ぐボイル地点に向かっている。
流石・・・ボイルに気付いてたのか。
しかし漕ぐ姿にアドレナリンの発散が感じられない。
話し掛けたら、ボイルに気付いて無かった。
トビウオのこととか、状況を伝えたら漕ぎ止ってキャストを開始してる。
でも、その頃にはボイルも止んでいた。
僕は迷った。
まだ近くに青物はいるかもしれない。
キャストを続ければ出るかもしれない。
だけどマダイのことも考えたら貴重な時間帯で、いまメタラバを巻き続けたらダービー魚が釣れるかもしれない。
迷った挙句あっさりとメタラバに切り替えた。
その1投下目で・・・本当に
『違うの食っちゃった~!たぶんマダイ!』

やはり、いた。
そして食べごろサイズだ。
このくらいの魚を2,3匹も追加出来れば、後輩宅へのお裾分けとして様になるだろう。
そう考えて、ハルチューブさんが沖に向かってからも自分はシャローでのメタラバを継続した。
そしたら間髪入れずに・・・!

こちらはリリースしたけど、お次はどうしよう。
シャローで続けたらマダイかヒラメの追加は容易だろう。
でも青物も釣りたい。
今シーズンのワラサは、過去10年のKF釣果の中で経験が無かった程に脂が乗っている。
そのワラサを後輩家族に食べて欲しいとも思った。
それに、青物に特化したスタイルのハルチューブさんに近付いて同じ釣りをするのも、何か得られるものがあるかもしれない。
そう考えて沖を眺めていたら、ハルチューブさんの浮き姿が見えるエリア(水深30mラインかな?)には鳥が舞っていて、他に釣り船も2隻いる。
もしかしたら釣れているかも?
沖に漕ぎ出す・・・!
しかしマダイがシャローに乗っ込んでる考えに疑いは無かったから、この『沖に出る』行動がすなわち『マダイの追加を諦める』決断でもあった。
沖に出てみると、僅かにボイルはあるものの期待したほどの雰囲気ではなかった。
でも鳥が舞っていたのは事実で、恐らく青物は回遊してるのだろう。
ジギングロッドは持って無かったから、フェザーライトに撃投ジグレベル80gを使った。
海底から何mまでジャークするのか、魚探の反応次第で細かくレンジは工夫する。
途中で他の魚種も意識する。
ヒラメもいるかもしれないし、ホウボウの釣果も目にしている。
もっと沖かもしれないけどイシナギも釣ってみたい・・・
そう考えて時たまハーフピッチも試した。
スローピッチのフォールには根魚が反応するだろうけど、青物だって楽して捕食したい大型魚は弱って落ちるベイトに反応する。
対してハイピッチには青物が夢中になって群がって来るのが想像できるけど、根魚だってスピードにリアクションすることは多い。
ヒラメもソイもアイナメも、往々にして海底から10mはバイトレンジだ。
マダイだって、中層でのジャカジャカな高速ジャークにバイトして来たこともある。
だから、釣りたい魚種が決まったとしても、どうジャークするかの判断は難しい・・・
腹が決まったのは昨シーズン同時期に良い想いをしたコンビネーションジャークだった。
着底からワンピッチで3~5高速ジャークしたら、テンション抜いてフォールを入れる。
それで着底まで落とさずに、また高速ジャークを入れてみる・・・
それを繰り返してたら、ジャークの瞬間に根掛かりかと思うような重みが伝わってロッドが曲がった。
でも生命感があるから、これは魚だ。
ドラグを出して走るでもないから青物でも無さそうだけど、明確な首振りも感じないからマダイでも無さそう。
青物でもマダイでもなくて、この重量感・・・ヒラメ?
でも、過去に釣ったヒラメを上回る重量感だ。
そこまでパワー系のタックルじゃないからポンピングしないと浮いて来ない。
果たして魚種は何だろう。
まさかカヤックからは初のイシナギ・・・?とも期待するけど、イシナギならヒットの瞬間はドラグを出して潜るだろう。
ヒラメにしても、独特なファーストランがあるもの。
そして更にヒラメなら、艇の真下に来てから息を吹き返したように強烈なラストスパートダッシュがあるはず。
でも、それも無いままに姿が見えそう。
・・・ヒラメだ。
そしてデカい。
ネットに入るだろうか?
大人しく海面まで浮いてくれてので、ランディングに移る。
ネットに頭が入ったけど、暴れて後退されてネットから出てしまった。
そしたら、フックが網目に引っ掛かった。
魚体はネットの外にある。
このまま暴れられたら、口切れでバラすだろう。
だけどしっかりと針掛かりしてるのが見えたので、落ち着いて対処した。
と、言うか・・・この辺りで普段との違いを感じた。
同じ良型でも、水深10mと30mでは、ファイトもランディングも違いが出るのだなと気付いた。
釣りなれている水深10mとかだと、ボトムでヒットしたとしてもラインは10mしか出ていない。
だからラインの“伸び”による吸収も乏しいから、ヒラメのファーストランでも派手にドラグが出る。
だけど水深30mだとラインの伸びでショックを吸収するし、青物でも横に走るよりもグルグル回るから、意外にドラグも出されない。
ランディングだって、水深10mだと元気なまま浮いて来るけど、水深30mだと疲れ切って浮いて来る。
だから、息が上がった魚ならランディング時に暴れることも少ない。
そう考えて落ち着いて、まずはフィッシュグリップで掴む。
仮に暴れられてグリップから外れたことを考えて、網目に絡んだフック1本はハサミでアシストラインをカットして、ネットはバウの所定ポジションに戻して、アイスピックを取り出す。
本当に偶然なのですが、前夜に脳絞めについて調べてたのです。
今シーズンは特に、ネットインしてから先に脳絞めすることが多いのですが、脳絞めが失敗していて後々に暴れられることが多かったのです。
それで改めて脳絞めについて復習してみようと考えて、ネットで図解された記事を勉強していたのです。
それで、左舷でフィッシュグリップに掴んだヒラメを裏返して、白い面を見せて脳絞めすべき一点を定めて・・・突く!
すると痙攣して、動きが止まりました。
どうやら成功らしい。
そこから念のため、右舷に繋いでいたストリンガーのカラビナを外して左舷に移動し、ヒラメを固定して血抜きして、動き出さないことを確認してから艇に揚げて写真撮影

デカい・・・恐らくカヤックからのヒラメとしては自己新だろう。
その後にハルチューブさんが漕ぎ寄って来てくれて会話して、僕は8時までは浮いていることを伝えたのだけど、何やらお腹が催してしまった。
緊急撤退なほどではないけど、少しずつ岸に近付いておく必要がありそうだ。
それと、先ほどまで後輩家族に魚を差し上げようと考えていたのに、このサイズのヒラメはどうなのだろう。
一般家庭のマナ板に乗せるには大きいし、捌くにも骨が折れるだろう。
良かれと思って届けた魚で迷惑がられたのでは意味が無い。
今日のところは、父が呑みに行くお店に差し入れする獲物としようか。
そう考えて岸に向かって漕ぎながら、良さげなポイントではメタラバを落とし続ける。
しかし、やはりマダイはシャロー限定なのだろうか。
水深15mくらいまで戻ってから、ウミガメが浮いていた。
何度も顔を出したり潜ったり、こんなに落ち着いて眺めることが出来たのは初めてだ。
実は前回の釣行帰りに、道路を横断してる大きな亀がいて、助手席のおこめが『轢かれちゃうから助けよう、停めて』と・・・それで道路わきの水路に還して『亀の恩返し来るかな?竜宮城に行けるか・・・大鯛のポイントに案内して欲しい。』と話していた。
そんなことがあって早速・・・助けた亀よりもかなり大きくなって恩返しに現れたようだ。
大鯛のポイントに連れて行ってくれるのか。
背中に乗れば良いのだろうか。
しかし、間違えて竜宮城にまで釣れて行かれたのでは、夜勤に間に合わなくなってしまう。
それに、亀の背中で便意を催したら申し訳ない。
それで、カヤックに腰かけたまま岸に帰ることとした。
着岸後に測定したら77cm

だけど幅が凄い・・・
クーラーに入れたら幅が足りずにエンガワが折れ曲がってた。
片付け後に、件のお店に電話して、獲物は受け取って頂けることとなった。
最後に、途中で針に掛かって来た生き物・・・何だろう?ウミウシの仲間?得体のしれない生物は毒性があると怖いので、素手では触れないよう注意して海にお戻り頂いた。

知ってる人いたら教えて下さい。
★ルアー★

★獲物1匹ゴミ1個運動★

2023総数:獲物83匹ゴミ84個
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Posted by いわき2011 at 12:55│Comments(0)
│七浜ゲーム@いわき七浜