2023年09月15日
彩り
台風が過ぎた。
地元いわき市は本当に生活し易い気候で、災害も少ない。
だから普段は洪水で家屋が流されたニュースとか、犠牲者が出てしまったような災害のことも、どこか別の世界のように感じてしまうこともある。
それが、2019年の台風19号で初めて怖さを知った。
消防団に所属しているものだから駆り出されて、夜通し活動した。
床上浸水しそうな住宅を守るために、ひたすら土嚢を積んだり、冠水道路の交通整理もした。
合羽を着ても顔を伝って内側まで濡れるし、長靴だって意味が無い。
だから思い切って合羽を脱いで、内側にカヤック用ウェットスーツを着てから、消防の活動服とした。
夜が明けてからは、夏井川沿いを連日・・・行方不明者を探した。
釣りをしていると、海鳥が群がる光景には心が躍る。
だから自然と鳥が騒ぐことには敏感になっている。
・・・カラスが騒いだ。
河原にカラスが群れている。
そのカラスの輪の中に・・・行方不明者の遺体が・・・?
そんな光景が頭をよぎってゾッとした。
でも、どうやら違ったみたい。
行方不明者は結局・・・僕らが捜索を担当した地点より上流で見つかった。
遺体として・・・
地元地域で、災害により亡くなった人がいる。
他人事ではない。
そんな想いは二度としたくないものだ。
今回の台風・・・その時以来の緊張感があった。
当日8(金)は21時半まで仕事で、終わり次第スマホをチェックしたら21時前の時点で消防団グループLINEに召集が掛かっていた。
この日の仕事は休憩もままならず、とても疲れていたけど・・・僕らの消防団は元々“じゃんがら”をやっていたメンバーだから、仲間意識が強い。
一人でも多く駆け付ければ一人ずつの負担は減る。
帰宅途中のコンビニで22時に遅い夕飯を掻き込み、帰宅したら活動服に着替えて、23時頃に合流した。
状況を聞くと、不安な地点に土嚢は積み終わり用水路の水位も下がり傾向のため、ひとまず休憩していた。
時間を置いて再び見回りして来ようとなったため、僕がポンプ車を運転して、助手席にはスタートから把握している先輩に同乗して頂いた。
※他地域はわからないけど、僕らの消防団ではポンプ車の単独運転は禁止されているため必ず2名以上で乗車する。
先に土嚢を積んだ地点を最後にして、まず担当地区内を一回り・・・異常無し。
川を眺める。
橋の上で停めて、先輩が助手席からライトを照らすと・・・もう堤防決壊まで1mを切っている!
先輩が先ほど見た時より増水してるとのことで、先に土嚢を積んだ地点が心配となり、急ぎ向かった。
すると・・・用水路が溢れている!
そして近隣住宅の庭に浸水してる!
住民の方々も心配して外に出て来ていたから、他の団員を連れて来ることを告げて詰所に戻り、体制を整えて土嚢の追加作業となった。
そんなこんなで、朝方4時頃に帰宅して、外が明るくなる中で呑むビール・・・すっごく旨かった。
ただ、いわき市内でも犠牲者1名が出てしまった。
それに、床上浸水した地域もあり、4年前に比べたら被害は少ないとは言え、住む家を失った人のことを想うと心が痛む。
次の土曜は消防団活動として、被災された住宅の片付け作業に参加する。
さて、気持ちを切り替えて・・・とも言いにくいところではあるけど、台風一過の海に出てみよう。
出艇前日は夜勤明けで稲刈りしたけど、田植えか?と言いたくなるくらい田んぼは水が浮いていた。
それに、昔は稲刈りと言えば赤とんぼが飛んで涼しくなった季節のものだったけど、こんなに暑い中・・・熱中症を気にして水分を採りながらの稲刈りなんて・・・世界が違う。
そして、外海でのKFは前回から2週間以上も間が空いてしまった。
(その間にリバーでのカヤックシーバスには2度ほど)
前回8/26(土)は・・・
リールが不調なためにフェザーライトを持たずに出艇して、メタラバ用のワンダーショットはアクシデントで破損・・・そして夏の風物詩マゴチは釣れない。
散々だった。
この2週間強の間に、フェザーライトに組み合わせるロキサーニパワーシューターは新調したし、ワンダーショットは破損させた物より短い150cmを購入した。
準備は完璧だ。
何を釣ろう。
やはりマゴチ・・・マゴチのネギポンを食べずに夏が終わるなんて受け入れられない。
それにタチウオも、去年いくらか開拓の糸口を掴んだから、それを確かめたい。
更にはアオリイカ・・・エギングは素人だから誰かに教わりたいけど、周りにエギンガーがいない。
だから身近には情報も入って来ない。
ただただ、WEB上の釣果情報では釣れているから、地元KFエギングを開拓してみたいし、アオリ食べたい。
と、マゴチ・タチウオ・アオリイカを意識した2連浮の・・・まずは1浮き目の記事となります!
(前置き長くなりました・・・)
★2023paddling-③⑧★
☆9/13(水)
☆沿岸水温:25.8℃
※福島県HP小名浜の定地水温
☆EP.南の海岸
☆ウェアリング:ラッシュガード
☆釣り竿:
・Glissando66(TULALA)
・FeatherLight63(TULALA)
・復刻ロッド改(Garcia)
コチングしやすさで考えて・・・久々のEP.南の海岸
明るくなって波打ち際に立つと、どうも水が濁っている。
台風の影響が残っているのでしょうか。
出艇して、濁っているのは波打ち際だけじゃなかった。
不安がよぎる。
でも、まずはシャローでコチングしてみる。
続いてエギング・・・
何も釣れない!
お次はベイト反応探しながら沖に向かう。
水深10~12mエリアで立ち止まり、TGベイトを巻き巻き・・・
すると魚探が賑やかになったタイミングで・・・ドン!

マダイ来た~!
55ダービー更新サイズ??
(※この時点で、エントリー済みのサイズを勘違いして5cmほど小さいサイズと思い込んでいた。)
艇の上で雑にメジャー当てると、どうやら(勘違い記憶の)エントリー済みサイズより1~3cmくらい大きく見える。
小さかったら、ヒレを切り落としてスターンラゲッジのソフトクーラーに収納しちゃうのだけど・・・
再エントリーなら、撮影前に刃物を入れちゃいけないルールだから、ヒレを切り落とせない→トゲでソフトクーラーに穴開けたくないからストリンガーに繋いだままになる→まだ序盤だから高い海水温のせいで鮮度が落ちる&パドリングの機動力も落ちる・・・と考えて、まだ出艇場所から近い地点だし一時着岸して車内のクーラーボックスに仕舞っちゃおう。
そうして55メジャートレイで測定したら(勘違い記憶より)1cm記録更新だとなりコーラ並べて写真撮影して、早速メールを送ろうと・・・前回の送信履歴を見たら・・・サイズの勘違いに気付いた!
つまり、このマダイより4cm大きなサイズを登録済みだった!
なんたる失態!
貴重な朝マズメの時間を無駄にしてしまった。
サイズを正確に把握してれば、このマダイはヒレを切り落としてソフトクーラーに仕舞って、今頃は別な魚を追加していたかもしれないのに。
気を取り直して、沖に漕ぎ向かい水深18mくらいだったか、ベイトボールが映った。
撃投ジグレベル80gをハーフピッチで・・・ドン!

イナダ!
SNSにはワラサと投稿してしまった気がするけど、帰宅後に測ったら59cmだった。
サメにでもヤラレタのか、尻尾が欠損していた。
傷口は塞がっていた。
で、スタートのコチング・エギングが不発だったとは言えマダイ・イナダは難なく釣れてしまった。
魚種を選ばなければイージーな日なのか?
結局は今シーズンお馴染みとなっている魚種しか釣ってないけど・・・釣れる魚を釣ろう。
そう考えて続けたけど、全く続かなかった。
釣れた2匹しかバイトを得られなかった。
貴重な2匹を取りこぼさなかった点は良かったけど、それにしても・・・釣りたい魚種を釣ってない。
マゴチ・・・アオリ・・・タチウオ・・・
釣果にも季節感とか、彩りが欲しいもの。
今シーズンは春先からシーバス・青物の期間があり、その後ヒラメばかりな期間もあり、真夏になったらマダイが多い。
そこに混じる根魚とかが少ない。
海水温が高すぎてバテ気味?
それで元気な魚種が限られてる?
次回…2連浮目の報告も追って更新します!
そう言えばウミガメ見れた。
これも海水温の影響なのか、今シーズンはウミガメを何度も見ている。
★ルアー★

★獲物1匹ゴミ1個運動★

2023総数:獲物127匹ゴミ129個
★打率★
2023総数:127匹/38回=3.34
★ベイト★
マダイ:ウニ(胃の中にウニのトゲトゲいっぱい残ってた)
イナダ:シラス
★肴★

刺身・・・マダイもイナダも、脂凄い・・・

イナダで、アジのタタキ風に。
これ大好き・・・!

マダイのアラ炊き
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