2022年12月15日
フックセッティング&メタラバ
唐突ですが今回は2種類のリグについて、考えたり工夫した内容を紹介したいと思います!
①タチウオジギングのフックセッティング
この夏カヤックから試したのは、こちらのセッティングでした。
バーブレスのトレブルフックでテールのみ。
バーブレスを使う理由は・・・タチウオは獲物に対して牙で一撃を負わせてから、咥え直すらしい。
しかし一撃を負わせた際に硬い金属のルアーだと、一撃のみで見切ってしまう。
だから、最初の一撃のワンタッチで逃さずフッキングするように、僅かでもフッキング率が良いバーブレスが有利になる。
そこをトレブルよりもクアッドにすれば、更に有利かもしれない。
ここまではタチウオジギングの定石のようで、テールのみにしていたのは自分だけの拘り。
遊漁船でタチウオの入れ食いの時は、手返しの良さがダイレクトに釣果の差を生むけど、牙が怖いタチウオは針はずしも慎重になってしまう。
そこでテールフックだけだと、いくらかジグをガシッと掴むことも出来て、手返しが良くなった経験がキッカケだった気がする。
それでアシストフックは必要なのか考えて、想定されるバイトパターンを考えてみても、タチウオはテールフックのみで対応出来るんじゃ?と考えて、このセッティングを使い続けていました。
例えばフォール中にバイトして来た場合、、、糸ふけを出さずにラインテンションを掛けたアクションだと、写真のようなフォール姿勢になると思います。
タチウオは獲物に襲い掛かる際に、おおよそ胴体の中央に食いついてくるようで、写真の状態でジグの中央にバイトすればフックに触れることになります。
その瞬間に鋭くフックアップしてくれることが理想です。
次にジャーク時や、ジャーク後の惰性で横にスライドしているタイミングでバイトして来たら、アシストフックのないセッティングではジグ中央にはフックは無い状態で、テールフックはジグの後ろに伸びていると思います。
その場合でも、ジグを咥えている間にフッキング動作をすれば、ジグのボディ表面で牙は滑り、テールフックがタチウオの顎の外側にフックアップするみたいです。
そのような理屈で、テールフックのみでもタチウオジギングは対応できてしまう。
と、半ば結論は出たようなものでしたが、それでも手練れのタチウオジギンガーのセッティングを見ていると、当然アシストフックを使用している方も多いわけで、、、だからアシストフックを使用するメリットだって、確実にあるのでしょう。
例えば
先ほど説明した“ジャーク時や、ジャーク後の惰性で横にスライドしているタイミングでバイト”して来たパターンで、この写真のようにアシストフックも使用したセッティングだと、食らいついて来るであろうジグの中央にアシストフックが沿っていることになります。
これなら、フッキング動作でジグを滑らせ、テールフックがスライドして来るのを待たずとも、バイトの瞬間には口にアシストフックが触れている可能性が高くなります。
そうするとアシストフックの有り・無しの使い分けを考える必要が出て来てしまうのですが・・・
テンションフォール時にバイトが集中するパターンであれば、テールフックのみで良さそう。
テンションを抜いたフリーでの水平フォールに反応する場合だと、フッキング率よりもむしろ、綺麗に水平フォールさせるためのバランスを考えたセッティングが優先な気がするし、ジャーク時にバイトして来るなら、アシストフックが有効か・・・?
考えれば考えるほど、難しい。
それでお試しに、写真のようなセッティングも用意してみた。
アシストフック付き&テール側ブレードフック・・・これは、ブレードの抵抗により緩いジャークでも水平フォールさせやすかったり、見切られにくかったりの利点があるかと思って、、、いずれ試してみます。
②メタラバ・・・リア固定式で波動ベイト
メタラバでは“フロント遊動式”と“リア固定式”がありますが、これまでリア固定式の場合トレーラーは“波動ベイト”ではなく“Igurei”シリーズに限定されていました。
理由は・・・
Igureiシリーズは写真の通りスプリットリングが付属しており、そのままジグのテールにセットできます。
※写真では見栄を張って高級ジグを使用していますが、実際にはメタラバでの実績No.1はダイソージグです。
しかし波動ベイトは・・・
プラスチック製の太いパーツにはスプリットリングを通すことが出来ずに、ジグのテールにセットすることが出来なかったのです。
そのため波動ベイトを使うにはフロント遊動式に限られました。
フロント遊動式の場合は、そのプラスチック製パーツに直接リーダーを結べるから。
※写真では視認性のためにリーダーの代わりとしてアシストラインを使用しています。
でも、リア固定式にも波動ベイトも使えたら、幅が広がるのに・・・
そこで・・・このようなパーツを試してみました。
※写真は開封後ですが、実際には5個くらい4個入っていました。
このパーツを使うことで・・・!
スプリットリングが使えて、ジグのリアにセット出来ちゃう~!
更には、このパーツを付けたままフロント遊動式に使用すると
ヨリモドシの効果がありそう~!
これで、今後メタラバの幅がかなり広がると思います。
今シーズンから試してみたメタラバ・・・今のところトレーラーの違いでは
・波動ベイト・・・フォールで青物に効く?!ブリも!!
・Igureiシリーズ(特にシュリンプ)・・・良型のマダイに効く?!タチウオも!!
そしてリグの違いで言えば、ジグの交換頻度で使い分ける方法を、まずは考えています。
フロント遊動式はスプリットリング1個でジグを交換できるため、遊漁船でジグを豊富に持ち込んでいる時には都合が良さそう。
逆にカヤックの場合には持ち込んでいるジグは限られていて、底取り加減でウェイトを変更する程度がほぼほぼになる。
それならカヤックではリア固定式をメインとして、そうするとメリットとしては高速巻きにも対応出来たりもする。
他には、それぞれのフォール中・リトリーブ中のシルエットについて考察したこともありました。
トレーラーについては、波動ベイトは廃盤だから少し前に買い漁って、それらが少しずつ減って行くのでしょう。
反対にIgureiシリーズは種類も豊富で、これからバリエーション増やして楽しめそう。
組み合わせるジグも、これまでは“タダ巻きでも使えるジグ”に限定して考えていましたが、フォールで魅せてこそ生きるのがタイラバとも違う魅力だとも思えて来て、冒険してスローナックルと組み合わせてみようかとも考えてみたり。
無限の可能性を秘めたメタラバ・・・引き続き極めます!!
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①タチウオジギングのフックセッティング
この夏カヤックから試したのは、こちらのセッティングでした。
バーブレスのトレブルフックでテールのみ。
バーブレスを使う理由は・・・タチウオは獲物に対して牙で一撃を負わせてから、咥え直すらしい。
しかし一撃を負わせた際に硬い金属のルアーだと、一撃のみで見切ってしまう。
だから、最初の一撃のワンタッチで逃さずフッキングするように、僅かでもフッキング率が良いバーブレスが有利になる。
そこをトレブルよりもクアッドにすれば、更に有利かもしれない。
ここまではタチウオジギングの定石のようで、テールのみにしていたのは自分だけの拘り。
遊漁船でタチウオの入れ食いの時は、手返しの良さがダイレクトに釣果の差を生むけど、牙が怖いタチウオは針はずしも慎重になってしまう。
そこでテールフックだけだと、いくらかジグをガシッと掴むことも出来て、手返しが良くなった経験がキッカケだった気がする。
それでアシストフックは必要なのか考えて、想定されるバイトパターンを考えてみても、タチウオはテールフックのみで対応出来るんじゃ?と考えて、このセッティングを使い続けていました。
例えばフォール中にバイトして来た場合、、、糸ふけを出さずにラインテンションを掛けたアクションだと、写真のようなフォール姿勢になると思います。
タチウオは獲物に襲い掛かる際に、おおよそ胴体の中央に食いついてくるようで、写真の状態でジグの中央にバイトすればフックに触れることになります。
その瞬間に鋭くフックアップしてくれることが理想です。
次にジャーク時や、ジャーク後の惰性で横にスライドしているタイミングでバイトして来たら、アシストフックのないセッティングではジグ中央にはフックは無い状態で、テールフックはジグの後ろに伸びていると思います。
その場合でも、ジグを咥えている間にフッキング動作をすれば、ジグのボディ表面で牙は滑り、テールフックがタチウオの顎の外側にフックアップするみたいです。
そのような理屈で、テールフックのみでもタチウオジギングは対応できてしまう。
と、半ば結論は出たようなものでしたが、それでも手練れのタチウオジギンガーのセッティングを見ていると、当然アシストフックを使用している方も多いわけで、、、だからアシストフックを使用するメリットだって、確実にあるのでしょう。
例えば
先ほど説明した“ジャーク時や、ジャーク後の惰性で横にスライドしているタイミングでバイト”して来たパターンで、この写真のようにアシストフックも使用したセッティングだと、食らいついて来るであろうジグの中央にアシストフックが沿っていることになります。
これなら、フッキング動作でジグを滑らせ、テールフックがスライドして来るのを待たずとも、バイトの瞬間には口にアシストフックが触れている可能性が高くなります。
そうするとアシストフックの有り・無しの使い分けを考える必要が出て来てしまうのですが・・・
テンションフォール時にバイトが集中するパターンであれば、テールフックのみで良さそう。
テンションを抜いたフリーでの水平フォールに反応する場合だと、フッキング率よりもむしろ、綺麗に水平フォールさせるためのバランスを考えたセッティングが優先な気がするし、ジャーク時にバイトして来るなら、アシストフックが有効か・・・?
考えれば考えるほど、難しい。
それでお試しに、写真のようなセッティングも用意してみた。
アシストフック付き&テール側ブレードフック・・・これは、ブレードの抵抗により緩いジャークでも水平フォールさせやすかったり、見切られにくかったりの利点があるかと思って、、、いずれ試してみます。
②メタラバ・・・リア固定式で波動ベイト
メタラバでは“フロント遊動式”と“リア固定式”がありますが、これまでリア固定式の場合トレーラーは“波動ベイト”ではなく“Igurei”シリーズに限定されていました。
理由は・・・
Igureiシリーズは写真の通りスプリットリングが付属しており、そのままジグのテールにセットできます。
※写真では見栄を張って高級ジグを使用していますが、実際にはメタラバでの実績No.1はダイソージグです。
しかし波動ベイトは・・・
プラスチック製の太いパーツにはスプリットリングを通すことが出来ずに、ジグのテールにセットすることが出来なかったのです。
そのため波動ベイトを使うにはフロント遊動式に限られました。
フロント遊動式の場合は、そのプラスチック製パーツに直接リーダーを結べるから。
※写真では視認性のためにリーダーの代わりとしてアシストラインを使用しています。
でも、リア固定式にも波動ベイトも使えたら、幅が広がるのに・・・
そこで・・・このようなパーツを試してみました。
※写真は開封後ですが、実際には
このパーツを使うことで・・・!
スプリットリングが使えて、ジグのリアにセット出来ちゃう~!
更には、このパーツを付けたままフロント遊動式に使用すると
ヨリモドシの効果がありそう~!
これで、今後メタラバの幅がかなり広がると思います。
今シーズンから試してみたメタラバ・・・今のところトレーラーの違いでは
・波動ベイト・・・フォールで青物に効く?!ブリも!!
・Igureiシリーズ(特にシュリンプ)・・・良型のマダイに効く?!タチウオも!!
そしてリグの違いで言えば、ジグの交換頻度で使い分ける方法を、まずは考えています。
フロント遊動式はスプリットリング1個でジグを交換できるため、遊漁船でジグを豊富に持ち込んでいる時には都合が良さそう。
逆にカヤックの場合には持ち込んでいるジグは限られていて、底取り加減でウェイトを変更する程度がほぼほぼになる。
それならカヤックではリア固定式をメインとして、そうするとメリットとしては高速巻きにも対応出来たりもする。
他には、それぞれのフォール中・リトリーブ中のシルエットについて考察したこともありました。
2022/09/20
トレーラーについては、波動ベイトは廃盤だから少し前に買い漁って、それらが少しずつ減って行くのでしょう。
反対にIgureiシリーズは種類も豊富で、これからバリエーション増やして楽しめそう。
組み合わせるジグも、これまでは“タダ巻きでも使えるジグ”に限定して考えていましたが、フォールで魅せてこそ生きるのがタイラバとも違う魅力だとも思えて来て、冒険してスローナックルと組み合わせてみようかとも考えてみたり。
無限の可能性を秘めたメタラバ・・・引き続き極めます!!
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Posted by いわき2011 at 23:18│Comments(0)
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